特定技能外国人労働者の人材紹介事業のため、ベトナムを訪問しています。

本年2月より、在日本のベトナムの会社と合同で、特定技能外国人の人材紹介事業を始めました。

外国人労働者というと、技能実習生を思い浮かべることが多いかと思います。技能実習生とは、その言葉のとおり、日本に来て技能を学ぶことが主目的であり、日本での3年間の技能実習を終えると、実習生は全員帰国しなければなりません。

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これは、日本で学んだ技術を本国に伝えるためとの制度の趣旨に則った運用であり、日本に来るのはあくまでも「実習」であり、労働ではありませんということです。

しかしながら、これまでこの技能実習制度を、安い労働力とみなし、低賃金で長時間労働をさせる会社があとをたたず、一部ではこの技能実習生制度を現代の奴隷労働だとし、厳しい批判が寄せられることもありました。

そのため、外国人の方を、実習生ではなく、きちんとした労働力として生かそうと開始されたのが、「特定技能」制度です。

外国人労働者を安易に増やすと、移民増につながるということで、現在、特定技能として外国人が働ける分野は、介護や外食、飲食料品製造業、農業、漁業など、14業種に限られていますが、既に多くの外国人労働者の方が、この14業種で働いています。

少子高齢化が益々進む日本において、労働力人口が減少するのは自明の理です。すでに農業や漁業、飲食料品製造業などでは、外国人労働者の方がいないと、事業の継続が困難なところも多く出てきています。

今般開始した、特定技能労働者の人材紹介を通じて、少しでも人手不足の会社のお役に立ちたいと思っています。

共同事業のパートナーの株式会社CONEX JAPANは、日本・ベトナム双方での事業経験が豊富な、代表のレ ディン チンさんのもと、豊富なベトナム人人脈をいかし、日本・ベトナムで多くの事業を展開しています。

今回、株式会社CONEX JAPANにご招待いただき、ベトナムの労働者送り出し機関を視察されていただきました。

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今回、視察させていただいた送り出し機関は、常時150名のベトナム人を技能実習生として日本に送り出すために、日本語や日本の習慣などについて教育しています。

今回のこの訪問により、技能実習生に関するルートも確立することができました。、特定技能・技能実習生を通じて、多くの会社のお役に立ちたいと思っています。