危機管理体制の構築

危機管理体制構築に際しての3つ留意点

自然災害に対する備え

労使間トラブルに対する備え

コンプライアンス違反を防ぐための備え

自然災害に対する備え

自然災害に対する備え

危機管理上、いつどこで発生するかわからない自然災害に対し、必要最低限の備えをしておくことが必要です。

本社・工場の立地によるリスクを把握していますか?
当然のことながら海沿い・川沿いは浸水のリスクがあります。

まずは、自治体が公表しているハザードマップで、どの程度の浸水リスクがあるか確認しましょう。

浸水の恐れがあるエリアに立地している会社は、必要な備品や非常時の備蓄食料を地下に保管してませんか?
浸水リスクがあるエリアで地下に必要物資を保管していても、意味がありません。
せめて2階より上で保管しましょう。

事業継続計画(BCP)は策定していますか?
社会からのーズに応えるため、会社の操業を止めることができない製品をつくっている会社において、例えば、強毒性の鳥インフルエンザが発生した際には、誰が出勤するのかをあらかじめ決めておくことが必要です。

労使間トラブルに対する備え

労使間トラブルの解決

就業規則は策定していますか?
会社がなんらかの行動を起こすためには、その裏付けとなる規則が必要です。
社員は、就業規則に従って業務を遂行する義務があります。

自社のこれまでの慣行やポリシーを反映した就業規則を作成し、社員に徹底させることにより、多くのトラブルは未然に防ぐことができます。

それでも従業員との関係がうまく構築できていないところは、会社の方針や財務状況等をタイムリーに社員に開示していますか?
イデオロギーにとらわれた一部の組合以外であれば、会社の成長なくして組合員の成長がないとことは理解できるはずです。

無理な要求に対しては、無下に拒絶すると交渉に時間がかかるので、多少時間がかかっても会社の置かれた状況を丁寧に説明し、
ある程度従業員の共感を得たうえで、無理なものは無理と回答する方が近道です。

コンプライアンス違反を防ぐための備え

コンプライアンス

コンプライアンス違反に対する世間の目は厳しくなる一方です。

まずは、最たるコンプライアンス違反であり、もし外部に漏れると多大な批判を浴びる恐れがある、セクハラ・パワハラ等のハラスメント行為を社内から根絶しましょう。

そのためには、社員教育と、ハラスメント行為を行ったものに対する厳罰化の両面からアプローチすることが必要です。

ただし、厳罰化については、なんの前触れもなく行うと、過去の処分とのアンバランスが生じ、処分者と無用なトラブルを生む恐れがあります。
そのため、厳罰化の方向に舵をきる際には、あらかじめ社員に対して、厳罰化との方針を徹底させておきましょう。

また、最近は、SNSで誰もが気軽に世間に対して自らのメッセージを発信できるようになっています。

便利な反面、きちんと管理しないと、「バイトテロ」などにより、一瞬にして会社のレピュテーション(評判)を落としてしまうことになってしまいます。

そのため、危機管理との観点から、SNSの使用方法についての社内規定を定めておくことも必要となります。

業務上の発信に関することは当然のことですが、
社員がプライベートで発信する際にも、会社関連の発信を制限するなどの規定を定めておくことも必要です。

また、コンプライアンス遵守施策の一環として、SNSの使用方法について社員教育を実施することも考えられます。

危機管理体制の整備・運用

HK人事労務コンサルティングオフィスの危機管理体制の整備・運用の特徴をご紹介いたします。

1. おかれている状況を客観的に分析

会社を危機に陥れるリスクには、
地震や台風・水害などの外部的要因と、
社員の不祥事の発覚や社員による内部告発などの、内部的要因に大別されます。

外部的要因による危機の発生は、会社の立地に大きく左右されます。
会社立地に応じたリスクを洗い出し、それぞれのリスクに応じた具体的対応策を提案します。

内部的要因による危機は、従業員に対する教育不足や、従業員の会社に対する忠誠心の低下が主な要因となります。

従業員の教育不足に対しては、これまでの経験で培たスキルをもとに、必要な教育を実施します。

従業員の忠誠心の低下に対しては、必要な調査を実施することでその原因を明らかにし、講ずべき具体的施策を提言します。

状況を客観的に分析

2. 従業員の危機管理に対する意識向上を支援

自然災害などの外部的要因によるリスクが発生した際、実際に臨機応変な対応が求められるのは、その場に直面した従業員です。

そのため、会社の危機管理に対する従業員の意識を向上させることが必要となります。

どのような教育が必要なのかについて丁寧にヒアリングを実施し、その結果に基づいて必要な教育を実施します。

また、従業員自身が危機管理上のリスクとならないよう、セクハラやパワハラといったハラスメント事案の発生防止に向け、従業員に必要な教育を実施します。

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3. 危機管理体制確立後の丁寧なサポート

自然災害はその発生を予測することができません。

いくら万全の準備をしていたとしても、突発的な事態が発生した際には、会社の運営に混乱をきたしてしまうことがあるかもしれません。

そのような際には、会社を客観視することが必要です。

東日本大震災や熊本地震において、現地対応をした経験をいかし、どのような施策が必要なのかについて、具体的な提言を行います。

日本に会社が存続している限り、いつどこで自然災害に見舞われてもおかしくありません。
備えあれば憂いなし。

HK人事労務コンサルティングオフィスは、ご縁をいただいた会社の危機管理について全力で支援いたします。

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一口に危機管理体制の構築といっても、様々な面をカバーし、様々な角度から検討することが必要です。

HK人事労務コンサルティングオフィスでは、自然災害や労使間トラブル、コンプライアンス違反といった面からは当然のこと、それ以外の面についても、これまでに培った豊富な経験をもとに、各会社にあった危機管理体制の構築についてサポートすることが可能です。

具体的には、各社の状況を考慮した事業継続計画(BCP)の作成、各社の慣行やポリシーを反映した就業規則の作成、良好な労使関係構築に対する支援、ならびに社員に対するセクハラ・パワハラをはじめとするハラスメント教育などのコンプライアンス遵守体制の整備・運用など、人事労務に関連した多岐にわたる分野を踏まえた危機管理体制の構築・運用を支援します。


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HK人事労務コンサルティングオフィスは、危機管理体制構築のサポート・支援を行っています。

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