コンプライアンス遵守体制の強化に向けた取り組みを

少し前の話になりますが本年の3月31日に、法人としての南海電鉄と人事担当者が労働基準法違反の疑いで書類送検されました。この報道を受け、コンプライアンス遵守の重要性と組織の信頼回復の道を考える必要があると改めて強く感じました。

報道によると、容疑は月の上限残業時間の100時間以上超えの者1名と、数十万円程度の未払い賃金の発生とのことで、法違反なのであってはならないことですが、決して重罪とまでいえるような内容ではありません。

南海電鉄という大企業で知名度が高いからこそ、一罰百戒の意味も込めて書類送検され、その事実が報道されてしまうということを再認識しました。

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このような状況を踏まえ、特に大企業の人事担当者は、コンプライアンス遵守の重要性を再認識し、行動に移す必要があります。軽微な違反であっても、法律に違反する行為は組織の評判や信頼性を損なうだけでなく、従業員の信頼関係やモラルにも大きな影響を与える可能性があります。

人事担当者は、社内各部門と連携し組織内でのコンプライアンス文化を醸成し、企業のレピュテーションリスクを軽減させることを最優先に考えることが求められます。

南海電鉄のように、報道されると会社のレピュテーションが大きく損ななわれます。世間は大企業に対して社会の公器としての役割を果たすことに対する期待が大きく、その活動に目を光らせています。

そのため、期待を裏切るような事案が報道されると、世間からの反発も大きいものがあります。しかし、報道により傷ついたレピュテーションの低下を回復し、組織の信頼回復を図る道も存在します。

まず第一に、透明性と説明責任を重視することです。違反が発覚した場合は、素早く事実関係を明らかにし、組織としての認識と対応策を公にすることが重要です。

従業員や関係者への説明と謝罪も欠かせません。このような積極的な対応により、組織の透明性と信頼性を高めることができます。

さらに、再発防止策を徹底します。違反の原因を徹底的に分析し、組織内のシステムやプロセスを見直し、改善策を講じることが必要です。定期的な教育・研修プログラムを実施し、従業員全体がコンプライアンスへの意識を高めるよう努めましょう。

最後に、信頼回復に向けた取り組みを継続することが重要です。違反が報道された後でも、組織の行動と結果が信頼を回復させる要素となります。従業員や関係者との対話を通じて信頼関係を築き直し、組織の改善への姿勢を明確に示しましょう。

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たとえ軽微な違反であっても、法人としての責任は重大です。人事担当者はコンプライアンス遵守を徹底し、組織の信頼性を高めるための努力を継続して行い、再度同様の問題が起こらないようにする責任があります。

企業としての名誉と従業員の福祉を守るために、コンプライアンスへの取り組みを真摯に追求しましょう。

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