申請期限切れの雇用調整助成金の申請、まだ間に合うかもしれません

先週末、知りあいの税理士の先生から、5月・6月・7月分の雇用調整助成金は申請できないのかとの問い合わせを受けました。

雇用調整助成金

雇用調整助成金は、判定基礎期間の末日の翌日から2ヶ月以内が申請期限なので、
例えば、9月1日~9月30日の判定基礎期間であれば、11月30日が申請期限となります。

今年度については、コロナ特例ということで、4月・5月・6月分の申請については、特例で9月30日が申請期限となっており、そこから延長されたとの情報もなかったので、連絡があった税理士の先生には、すでに特例の申請期限が過ぎており、申請はできないとお答えしました。

その返答からしばらくして、またその税理士の先生から連絡があり、顧客の方から、雇用調整助成金を申請すべく、ハローワークに行ったところ、そこの窓口担当者から、「5月・6月・7月分についも、理由書を添付すれば申請可能なので申請したらどうかと」勧められた。
まだ申請可能なのか?との問い合わせを受けたとのことでした。

私は、毎日助成金関係の情報をチェックしいるのですが、そのような情報はどこにも掲載されていなかったので、半信半疑で大阪の助成金センターに問い合わせてみました。

すると、理由書を添付して申請するれば、理由によっては受理するとの回答を得ました。

理由によってはという部分が重要なので、担当者の方にどのような理由であれば受理してもらえる可能性が高まるのかと聞いてみると、新型コロナの影響ということであれば、審査に通りやすいとの回答を得ました。

この助成金センターの回答を連絡をいただいた税理士の先生にお伝えしたところ、ハローワークに申請しに行かれた顧客の方が、担当者から説明を受けてもなかなかご自分では申請が難しいため困っている。
申請代行をお願いできないかとのお話をいただきました。

そのため、その顧客の方には、すでに申請期限切れであり、また、理由書の添付で受理はするとの助成金センターの回答は得たものの、確実に申請がとおるとは限らないことを説明し、了承を得たうえで、書類を作成し、コロナが理由で申請ができなかったとの理由書を添付のうえ、助成金センターに直接提出しに行きました。

受理をしてもらえるのかと、一抹の不安を抱えながら、窓口に提出したところ、理由書の添付を確認のうえ、受理はしてもらえました。ただし、当然のことではありますが、理由書の内容について審議があるので、最終的には却下になることもあり得るとの一言もいただいています。

申請して間がなく、まだ結果がでてはいませんが、
申請期限が切れたものでも、支給対象となる可能性があります。

もし、新型コロナの影響で9月30日の申請期限に間に合わない雇用調整助成金の申請があるのであれば、申請してみてはいかがでしょうか?

ただし、この対応はあくまで大阪労働局のものです。

都道府県の労働局によって対応が異なる可能性があります。
申請される前に、管轄の労働局の対応を確認してください。

過日、申請期限切れだった、4・5・6・7月分について、支給決定され申請分全額支給されました。
お困りの会社に少しでもお役にたてて良かったです。


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